群馬県新型コロナウイルス感染対策サイト

県政報告vol.4 令和2年夏号 web版 【バックナンバー】

目次

臨時県議会において新型コロナ対策関連予算を可決

ごあいさつ

新型コロナウイルス感染症により様々なご苦労を頂きながら県の自粛要請に協力を賜りました皆様、また最前線で今も戦ってくださっている医療関係者の皆様には心より敬意と感謝を申し上げます。

群馬県は6月13日(土)には「社会経済活動再開に向けたガイドライン」に基づき警戒度を「2」から「1」に引き下げ、19日には5都県への往来に対する自粛要請も解除しました。群馬県内においては日常を取り戻しつつありますが、東京においてはまだ多くの感染が確認されており、油断ができない状況が続いております。引き続き、皆様ひとりひとりに手洗い・マスク着用等の感染防止対策を行なって頂くことが重要であります。

さて、5月22日より開会した県議会第2回定例会が6月25日に閉会となり、394億3千2百万円の補正予算が可決されました。国の二次補正予算を受け、新型コロナウイルス感染症対策に対応する予算を組むため6月15日から10日間の会期延長を行なった他、県内経済回復に向け愛嬌ぐんまプロジェクト「泊まって!応援キャンペーン」を迅速に実施する為の追加議案を早急に議決するなど、現状に合わせたスピーディーな対応がされた議会であったと思います。

県議会も全力で県民の安心・安全な生活の為に頑張っております!また、皆様のご意見があるからこそ行政の施策ができます。ぜひ、これからもご意見をお聞かせください。

持続化給付金や県の制度融資などは活用できていますか?

新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受けている事業者に対して事業の継続を支える為の給付金が国から提示されておりますが、申請お済みでしょうか?

また、型コロナウイルス感染症により20%以上の減収または減給となった事業者及び被用者の皆様には、各町村より独自の給付金・支援制度が用意されましたのでご確認ください。

下仁田町

甘楽町

南牧村

※各町村により適用条件が異なりますので、ご不明な点はお問い合わせ下さい。

愛郷ぐんまプロジェクト「泊まって!応援キャンペーン」が
7/31泊分までがすべて適用になりました!

6月5日より実施された愛郷ぐんまプロジェクトは群馬県内に在住の方が県内の宿泊施設を利用する際に一泊6,600円(税込)以上であれば5,000円を割引くというもので、大変好評を得ております。しかし、利用する県民からは「7月後半に予約を入れたら、30万人を超えて対象にならないのではないか?」という不安の声が多く7月後半の予約控えが発生している状況がありました。

そうした中、キャンペーンの延長や対象人数の拡充などを各議員が要望して参りましたが、6月末には「30万人を超えてしまっても7月31日宿泊分まですべて適用」とキャンペーン対象の拡充を決断頂きました。ぜひこの機会に身近な宿泊施設をご利用ください!今まで知らなかった地元の魅力発見につなげて頂ければ幸いです。

キャンペーンの適用はとっても簡単!当日受付にて用紙に名前と住所(大字まで)を記入し、運転免許証など群馬県民の証を提示するだけ!

キャンペーンの適用はとっても簡単!当日受付にて用紙に名前と住所(大字まで)を記入し、運転免許証など群馬県民の証を提示するだけ!

愛郷ぐんまプロジェクトQ &A

予約方法はどうしたらいいでしょうか?

電話、ウェブサイト、旅行会社予約等、予約方法に制限はありません。
※当日支払いの場合には5,000円を割引いた額が請求され、ネット予約等で事前に支払いがされた場合には当日5,000円のキャッシュバックが受けられます。

施設内で飲食をしたり、お土産を購入して6,600円(税込)以上となる場合には対象となりますか?

同一施設内での飲食・買い物等であれば対象となります。
※例えば一泊5,500円(税込)で2泊し、2,200円(税込)のお土産を購入した場合には、一泊あたり6,600円(税込)となるため、10,000円のキャッシュバックの対象となります。

こどもと一緒に宿泊したいのですが、子供1名の宿泊料金は6,600円(税込)未満です。この場合対象とならないでしょうか?

宿泊料金が減額となる児童等を含むファミリーやグループでの宿泊料金は、全員の宿泊金額を利用人数で割った1人あたりの料金が6,600円(税込)以上の場合に対象となります。ただし、宿泊料金が発生しない乳児等は対象となりません。
※例えば大人一泊8,800円(税込)、子供一泊4,400円(税込)の場合、合計金額が13,200円(税込)となり一人当たりの料金が6,600円(税込)となるため対象となります。

甘楽郡内の対象施設 ※令和2年7月9日時点
下仁田町下仁田温泉 清流荘
常盤館
下仁田館
RITA’S RANCH 南軽井沢
0274-82-3077
0274-82-2216
0274-82-2031
0273-81-8017
吉崎769
下仁田359-2
下仁田364
西野牧12154-277
甘楽町甘楽ふるさと館0274-74-2660小幡2014-1
南牧村民宿かじか倶楽部090-1558-2899星尾1235-1

←県内のキャンペーン対象施設はコチラ※現在(令和4年8月時点)はキャンペーンの対象や内容が異なる場合がございます。

ご存知ですか? 【PCR検査のリスクについて】

昨今、テレビ番組などで「PCR検査数を増やさなければならない」とか「国民全員にPCR検査を受けられるように」といった論調で話をされることがありますが、それには大きなリスクが伴います。6月18日の日経新聞には厚生労働省医務技監の鈴木康裕氏の記事が掲載され、その中で「PCR検査は偽陽性が一定の比率で出る。」とのコメントが掲載されておりました。

偽陽性とは、感染してないにも関わらず、PCR検査で陽性と出てしまうことを言いますが、一般的にPCR検査でウイルスに感染していない人を正しく陰性と判断できる確率は99〜99.8%と言われ、これを特異度と言います。つまり、0.2%〜1%は偽陽性と診断される可能性があるということになります。逆に、ウイルスに感染している人を陽性と判断できる確率(感度)は60〜70%と言われ、30〜40%の感染者は陰性と判断されてしまうことになります。

ここで、PCR検査の感度を70%、特異度を90%及び99.8%に設定して7/1現在の県内のPCR検査数5,112件において、どのくらい偽陽性の可能性があるのか試算してみました。

特異度99.0%感染者非感染者合計
PCR陽性10350153
PCR陰性4449154959
14849645112
※県内のPCR検査実施数は5112(7/1時点)
特異度99.8%感染者非感染者合計
PCR陽性14310153
PCR陰性6148984959
20449085112
※県内のPCR検査実施数は5112(7/1時点)

上記グラフのように、PCR陽性が153件になるように特異度別で試算すると、現状県内では10〜50人が偽陽性の可能性があるという結果になりました。

県民人口を193.8万人として計算した場合【仮】

特異度99.0%感染者非感染者合計
特異度99.0%感染者非感染者合計
PCR陽性20721935021422
PCR陰性88819156901916578
296019350401938000
※表の数字は仮の数字になります
特異度99.8%感染者非感染者合計
PCR陽性207238705942
PCR陰性88819311701932058
296019350401938000
※表の数字は仮の数字になります

同様に、もし県内に(現在の陽性者の約20倍の)3000人弱の感染者がいると仮定して全員に検査を行なった場合、上記のように約4000人〜最大で20000人近くの偽陽性がでてしまうという結果になりました。

このように、実際には感染していないのに陽性と判定されてしまう可能性が十分にあります。そして、大変なのはもしPCR検査で陽性と出てしまった場合には、それが偽陽性の疑いが強い場合であっても感染症法に基づき速やかに公表され、その発表を覆す手段がないということです。

実際に、甘楽町や安中市の例を見ても「入院後すぐにPCR検査で陰性が出て3日で退院し、その後んお抗体検査でも陰性という結果になった」という非常に偽陽性の疑いの強いケースもでております。

PCR検査は、医師が感染の疑いがあると判断した場合に、その判断をサポートする為に受けるテストであり、決して感染していないことを証明する為の検査ではありません。「自分が感染していたらどうしよう?」「もし他の人に移してしまったらどうしよう?」そういった不安な気持ちもあると思いますが、もし誤って陽性と判定されてしまったら?大変な風評被害にあってしまうのが現状です。

県としても風評被害に対する対策を行っているところではありますが、やはり地域のウワサ話までは規制できないのが現状です。こうして、偽陽性により風評被害にあう方を増やさない為、6/24の厚生文化常任委員会にて風評被害への対策や、偽陽性が疑われる場合の再検査等を要望して参りました。

しかし、風評被害を抑える為には県民ひとりひとりが、新型コロナウイルスやPCR検査に対し、正しい認識を持っていくことが大変重要であります。だれもが感染する可能性があり、PCR陽性者は皆被害者です。

心無い一言が、他者の心を大きく傷つけることもあります。自分は大丈夫と思わず、もし自分や家族が・親族が感染してしまったら?と考え、噂に惑わされないようにしていただけたらと思います。

本年も台風・大雨等の災害にむけて準備を!

昨年の台風19号により、甘楽郡内では多くの被害が出てしまいましたが、幸いにも死傷者は0でありました。しかし、それが十分な危機管理・避難体制による結果であったのか?と言えばまだまだ不十分なところもあったと思います。

県民の命を守る為に、県と市町村が協力しあい様々な対策を講じておりますが、緊急の災害においては「自助」→「共助」→「公助」という順番があります。まず「自分の身は自分で守る」、そして可能であれば「近所の人と助け合う」、そしてそれでもカバーしきれないところは「行政がサポートする」といった流れです。

災害復旧や防災対策の工事も地元建設業の皆様のおかげ順調に進んできておりますが、いざとなったときに避難する体制はしっかりと整えておかなければなりません。区長・班長さんのリーダーシップや、親密な近所付き合いがいざというときに力を発揮します!ぜひみなさんで災害時の迅速な連絡を可能にする情報伝達の手段を考えましょう!

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