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県政報告 vol.12 令和5年初夏号 Web版

目次

ごあいさつ

5月10日初登庁
5月10日初登庁

皆様には日頃より大変お世話になっております。さて、本年4月9日に執り行われました統一地方選挙に於きまして、地元の皆様にご協力頂き、2期目の当選を果たすことができました。今後はより一層地域の役に立てる議員を目指し活動して行く所存ですので、ご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。

また、今年度は総務企画常任委員会副委員長を拝命し、知事戦略部、総務部、地域創生部、会計局、人事委員会等の施策について議論を深めていきたいと思います。

6月13日補正予算案議決

早速ですが、5月17日より第2回定例会が開催され、子ども医療費無料化の拡充や介護サービス事業所等に対するサービス提供体制確保などに関する補正予算9億4,700万円、LPガス利用者の負担軽減のための支援や酪農経営緊急対策支援をはじめとする各事業者への支援などの追加提案分57億3,300万円に関する補正予算案について議論がなされ、6月13日の本会議において無事可決されました。また、特別委員会ではリトリート・温泉文化に関する特別委員会の委員として、日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組を前に進めていけるよう活動していきたいと思います。

甘楽スマートIC開通

3月25日、地元住民の長年の希望が叶い、甘楽スマートICが開通いたしました。スマートIC開通により、首都圏からこんにゃくパークやめんたいパーク、甘楽CC、小幡郷G Cなどへのアクセスが改善され、より一層の集客が見込めることと思います。

また、同時に交通量が増加することから、県道金井小幡線と甘楽スマートIC接続道路の交差箇所については、事故発生に対する懸念が高まっており、かねてより地元の方々から信号設置の要望をいただいております。茂原町長からも強い要請があり、富岡警察署への要望や、5月26日の一般質問における信号の設置についての要望、また県警本部への要望活動を行った結果、本年12月末までに信号を設置頂けるとの回答を頂きました。

4年ぶりの開催!城下町小幡さくら祭り

3月26日、城下町小幡さくら祭りが4年ぶりに開催され、さくらの花見や武者行列、会場の賑わいを目的に約4万人が来場してくれました。当日はニカラグアのサンディ ダビラ サンドバル大使もが家族を連れて来場され、陣羽織を羽織って凱旋式に参加してくださいました。

4年ぶりのフル開催!第40回甘楽町さくらマラソン大会

4月16日に開催された甘楽町さくらマラソン大会は、4年ぶりに参加者の地域や人数の制限無しで開催することができ、約2,000名のランナーが集まりました。こうした大会が無事開催できますのは、地域の体協役員の皆様、役場職員の皆様のおかげと感謝しております。県が推進するリトリートと絡めて甘楽富岡エリアへ訪れる人々を増やしていけたらと思っております。

各種団体の総会が開催されております

下仁田商工会女性部

コロナの感染症分類が変更されてから、この3年間開催できずにいた各種団体の総会及び情報交換会が開催できるようになり、様々な業界団体の皆様と意見交換をすることができるようになるました。また、下仁田町の神津牧場花まつりやあじさい園もコロナ前のにぎやかさを取り戻しつつあり、地域の盛り上がりを感じております。やはり、人と人が触れ合う機会が増えることは地域にとって喜しいことであると再確認できました。

5度目の一般質問

5月26日一般質問

5月26日、2期当選後初めて、通算5度目の一般質問をさせていただきました。今回は、森林整備に向けた森林環境譲与税の活用状況や鳥獣被害対策、ヤマビルの対策など甘楽郡に暮らす人々の生活に密接な関わりのある問題について、また環境対策やエネルギー高騰や原材料費高騰に伴う中小企業の価格転嫁に関係する質問など、地域の明るい未来を切り開いていくために必要となる事柄について質問させていただきました。

質問要旨 ※()内は答弁者
  1. 森林環境譲与税の活用状況について
    • 活用状況について(森林局長)
    • 森林の境界の明確化について(森林局長)
  2. 鳥獣被害対策について
    • ニホンジカの広域捕獲の取組について(鳥獣被害担当参事)
    • 捕獲の担い手確保・育成に向けた取組について(環境森林部長)
    • ヤマビル対策について(環境森林部長)
  3. 住宅用太陽光発電設備等導入資金について
    • 利用状況について(グリーンイノベション推進監)
    • 今後の取組について(グリーンイノベション推進監)
  4. パートナーシップ構築宣言について(産業経済部長)
  5. 子どもたちの眼を守るための紫外線対策の促進について(教育長)
  6. 警察職員の育児に関する休暇・休業等の取得状況について(警察本部長)
  7. 信号機の設置について(警察本部長)
  8. 県道金井高崎線(金井工区)について(県士整備部長)

主な質問と答弁

鳥獣被害対策について

捕獲の担い手確保・育成に向けた取組について
 県ニホンジカ適正管理計画の次期計画において捕獲目標を達成する為、捕獲の担い手確保が急務と考える、県の取組はどうか?

環境森林部長

県内の狩猟免許所持者数は令和4年度時点で4,562人となっており、ピーク時の昭和56年の9,788人と比べて」46.6%となっている。これまで県では狩猟免許所持者を増やす為、狩猟免許試験の実施回数の増加、土日開催、テキストの無償配布などの取組に加え、18歳、19歳の方々が試験を受ける際に手数料を免除するなどの免許取得機会の拡大と負担軽減について取り組みを行ってきた。また、高校での特別授業やショッピングモール等での狩猟フェスティバル開催など、狩猟の魅力を伝える取り組みを行ってきた。

こうした取り組みや関係者の協力により、直近5年間の狩猟免許取得者数の平均は取り組み開始前の1.5倍となる307人/年となっている。また、県では今年3月に「群馬ハンタービジョン」を策定し、地域に密着して地域社会貢献する人材を育成する為、捕獲の担い手となる人々の声を聞きながら、捕獲の仲間づくりや技術の向上に向けた具体的な支援を行っていく予定。

ヤマビル対策について
 2016年→2022年でヤマビルの生息域が1.5倍に増加しているという調査結果が出ており、調査したヤマビルの4割からシカの接液が検出されていることから、ニホンジカの生息域拡大と密接な関係があることがわかる。鳥獣害対策と合わせてヤマビルの被害を抑える取り組みが必要と考えるがどうか?

環境森林部長

現在、ヤマビルの生息域拡大を防ぐための決定的な対策を講じるということは難しいとされている。被害を防ぐ対策が中心になる。(肌の露出の少ない服を着る、忌避剤をまく等)

県内の被害の多い地域ではヤマビル対策を地域の課題ととらえて、町、住民が力を合わせて独自の取り組みを進めている地域もある。

これまで、出前講座などでヤマビルの特性について理解を深めてもらう等、地域の取り組みが円滑に進むよう支援を行ってきた。今後も、これからの対策に加え、ヤマビルの生息域拡大と密接な関係のある野生動物の適正管理などについても取り組みを進めていきたい。

牛木義

地域によっては観光客の為に地域住民がヤマビル忌避剤をまくといった取り組みをされているということで、今後は地域の草刈り活動の一部がヤマビル忌避剤の散布に置き換わる可能性もあると考えている。現状では県が主体的に対策を講じることは難しいとのことだが、住民の為に問題提起は続けていく。また、野生鳥獣対策として、第6期ニホンジカ適正管理計画の策定においては、全力で取り組んでいただき、地域住民が希望を持てるような取り組みを行ってほしい。

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