ごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの影響により今までの日常から新しい生活様式への対応が求められる変化の大きい一年でした。12月19日には群馬県の警戒度が4に引き上げられ、年末年始もいつもとは違った形で迎えられた方が多かったのでは無いでしょうか?今もなお続く新型ウイルスへの恐怖や不安と戦いながら、これまでのように安心して暮らせる日常を取り戻すためにこれからも活動を続けていますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年12月15日に閉会となった第3回後期定例会では、新型コロナウイルス対策として検査・相談体制、医療提供体制、福祉サービス提供体制等の整備や産業支援、生活の不安への対応、飲食店の営業時間短縮要請についての対応など、早期に取り組むべき経費として526億3422万円を増額する補正予算を含む56議案が可決されました。令和3年の第1回定例会は2月17日より開会し、令和3年度の当初予算についての議論が為される予定です。私も一般質問を行わせて頂く予定ですので、群馬テレビ等でご覧頂ければ幸いです。
オンライン会議で遠くの人々とつながる
昨年9月11日、菅義偉総裁候補の呼びかけにより、全国各県から意見を聞く場としてZoomを使ったオンライン会議が開催されました。私も会議の場に参加し、同期で藤岡市・多野郡選出の神田和生議員が群馬を代表して発言し、「豚熱対策のより一層の強化」菅候補に要望しました。遠くにいる人と同じ時と場を共有することができるオンライン会議は、直接会うのと同じという訳にはいきませんが、うまく活用することで仕事の効率化や感染対策につなげて行くことができそうです。
各種団体の声を聴き、県に届ける
7月9日、JA群馬中央会(会長:唐澤透氏)の皆様からの要望を自民党農政議員連盟こんにゃく振興部会(部長:星野寛議員)の一員としてお聞きしました。国が設けている農業者向けのコロナ対策の一つである「高収益作物次期策支援交付金」の対象に群馬名産の「こんにゃく」を追加して頂く為、県や国に働きかけを行い、小渕優子衆議院議員(自民党こんにゃく対策議員懇談会代表世話人)のお力添えを頂き、昨年末には要望を実現することができました。
また、10月7日に自民党群馬県連にて開催された木材産業関係懇談会では、群馬県木材組合連合会(会長:平方宏氏)より木材需給や加
工流通の現状についての説明や長雨による被害等の現状を伺った後、県産木材の需要拡大に向け様々な議論が行われました。中でも、令和2年度で終了となる予定の「ぐんまの木で家づくり支援事業」については、代替となる施策の早期立案について要望が為されました。
群馬県は面積の3分の2を森林が占めており、健全な森林経営を実現して県民の安全な生活と幸福度の向上につなげていく為にも県産木材の需要拡大は大変大きな意味を持つと考えておりますので、引き続き一生懸命取り組んでいきたいと考えています。
これからの避難所開設・運営について
11月29日、甘楽町福島小学校体育館にて避難所開設訓練が行われ、現場を見学させて頂きました。訓練には区長や民生委員、消防団の皆様など地域防災の中心を担う方々が参加し、段ボールベッドやパーテーションの組み立て訓練や運営についての訓練を行いました。2019年の台風災害時に多くの方が避難所生活を経験したことで防災意識が高まる中、コロナ禍における避難所はどうあるべきなのかを皆で考えるいい機会になりました。
避難所生活ではプライバシーの少ない環境でストレスを感じる人も多い為、パーテーション等でプライベートな空間を作ることは前向きに避難行動をして頂くために大切なことです。
また、12月14日に行われた参議院議員青山敏晴氏の講演では、「床に落ちた埃やウイルス等は人が歩くことで30cmほどの高さまで舞い上がる」とのことで、段ボールベッドで寝る位置を高くすることは感染症対策にも効果的だそうです。
群馬県では段ボール工業組合と提携することで、被災時に段ボールベッドやパーテーションを迅速に準備出来るような体制を整えておりますので、大雨や台風などの災害が発生し危険を感じる場合には、隣近所で助け合い迅速な避難を行なって頂きますようお願いいたします。
進む災害復旧
10月27日、私が所属する危機管理対策特別委員会にて富岡匠地区の地すべり対策やかぶらウォーターランド跡地の鏑川右岸の護岸復旧現場を視察し、工法や今後の計画について群馬県富岡土木事務所の方々に説明を頂きました。この他の災害復旧工事も、10月下旬から渇水期(雨が少ない時期)に入り確実に一歩一歩進めて頂いております。
感染対策を万全にして知事と懇談会
12月16日、第3回定例会翌日、知事と自民党1期生議員との懇談会が開催されました。各議員がそれぞれ地元の課題を知事に知ってもらおうと話をし、私からは中山間地域におけるシカ・イノシシによる鳥獣害について、是非全力で取り組んで頂きたい旨をお伝え致しました。
山奥で人々の命を守る砂防堰堤
普段足を踏み入れない山の奥で、巨大なコンクリートの壁(砂防堰堤)が土砂災害から私たちの命を守ってくれています。2019年の台風災害により下仁田町西野牧の前沢川で発生した土砂災害の現場では、山が大きく崩れ、大きな木々や岩が大量に下流に流れだしました。その一部は(主)下仁田軽井沢線にまで流出し、あと一歩で集落を分断するところでした。
現在、前沢川上流では住民の命と安全な生活を守るため新たな堰堤建設に向け工事が行われております。目に見えないところで頑張っている建設業の方々がいるからこそ、私たちにとって「当たり前」となっている安全な生活が維持されているのだと感じています。